お役立ちコラム
お役立ちコラム
熊本にあるお寺「日蓮宗 妙性寺」では、もっとお寺のことやお墓などのことについて深く知っていただきたいと考えておりますので、その情報をコラム形式にしてご紹介しております。
ご法要や納骨に際してのマナーや、それらの際にかかる費用の相場などについて簡単にご紹介しておりますので、ぜひ目を通していただければと思います。
また仏教の世界についても少し触れています。
「人が死んだあとはどうなるのか」などといったことにご興味があれば、ぜひご覧になってみてください。
もちろんもっと深く知りたいとお感じになられたら、お気軽に熊本の「日蓮宗 妙性寺」までお話を聞きにお越しください。
永代供養の場合、個別で遺骨を供養することができる「分骨型」と、他のお骨と一緒に供養する「合祀」の2種類に分かれます。
合祀である場合、一度お骨を中に納めてしまうともう取り出すことができなくなりますので、事前にご親族様の間で考えをまとめておくことが大切です。
また分骨型は33年や50年といった期限があり、その後は合祀の墓に移動することが一般的です。
ご法要の際にお寺の僧侶に謝礼を渡すことを“お布施”と言いますが、基本的に手で渡すのではなく、切手盆と呼ばれるお盆に載せて渡します。
もしくは袱紗(ふくさ)に包んでおき、僧侶の前で袱紗を開き、上に載せたまま僧侶に渡します。
お布施を渡すタイミングはとくに決まりはありませんが、ご法要が始まる前や読経が終わったとに渡すのが一般的です。
納骨堂は都心部ではロッカー式の納骨堂が多いですが、仏壇式や墓石式、位牌式、合祀式など豊富なバリエーションがあります。
ロッカー式の場合、遺骨に向かってお参りするタイプと、お参り用のご本尊が設けられているタイプがあります。
また仏壇式なら遺影やお花を飾ってお参りすることが可能など、それぞれ特徴があります。
納骨堂の費用の目安は、一人用なら30~50万円程度、家族用なら100万円程度でしょう。
人は亡くなってから極楽浄土へたどり着くまでに、長い道のりを歩みます。
魂は暗闇を抜け“死出の山”を登った後、「三途の川」にやってきます。
三途の川は、生前の罪の重さによってどこを渡るかが決められます。
善人であれば渡し船や橋で渡ることができますが、罪人は流れの早い部分を泳いで渡らなければなりません。
三途の川を渡ると待っているのが「十王審査」です。
初七日から四十九日までの間に、十人の王によって生前の罪についてみっちりと問いただされます。
とはいえ十王は生前の行いをすべて知っているため、ここで嘘の告白をするとより重い罪に問われることとなります。
三十五日目に審判が下され、死者の来世の世界がここで決定されます。
十王審査でつらい世界に落とされてしまった場合に救いとなるのが、現世で行われる法事での供養になります。
一周忌・三回忌と供養が行われると、そのたびに大王により再審が行われ、違う世界へ行く機会を得られることになります。
それと同時に、供養を行った者もまたそれを生前に徳を行ったとされ、罪が軽くなるのです。
「唱題行」は日蓮宗において最上の修行法とされています。
お題目を唱えることで功徳を得られ、また心身の落ち着きを取り戻すことも可能となります。
またお題目を大きな声で唱えていると、ストレスを発散させたり疲れを軽減させることにも繋がります。
時間があれば積極的に唱題行を行うようにしましょう。
「南無」は「命がけ、一心不乱に信仰いたします」、「妙」は「真実・真理」という意味があります。
「法」はお釈迦様の教えが込められたもので、「蓮華」はお釈迦様が乗られているあの蓮華の花、そして「経」はお釈迦様の教えが乗っている書物のことを指しています。
唱題行の中には、お釈迦様によるありがたい教えが詰め込まれていると言えます。
唱題行ではただでさえ長いお題目を複数回にわたって唱え続けることになりますから、呼吸のしかたが大切になってきます。
正しい呼吸法を覚えられれば、スムーズにお題目を唱えることができます。
個人差はあると思いますが、まずは基本的に短く、強く、長く深く唱えるように意識してみてください。