法号(戒名)とは?

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法号(戒名)とは?

妙性寺ブログ

2019/11/30 法号(戒名)とは?

一般的に言われる「戒名(かいみょう)」は日蓮宗では「法号(ほうごう)」と呼びます。

そもそも「法号」とはどういったものなのか

世間では亡くなってから頂き、費用がかかるという認識ですが
実際のところどういったものなのかご説明いたします。

法号は仏教徒の証

日蓮宗でよくみられるのは上記のように
「○○院」…院号

「△△」…道号
「□□」…日号
「信士・信女・居士・大姉・大居士・清大姉」…位号
に分けられ、総称して法号と呼びます。

院号
…霊山浄土で居住する受戒者の住処・建物を意味します

道号
…その人の今世の信仰の徳行を示します

日号
…日蓮聖人の誓願を自らの誓願として信行に励んだ人へ授与されます

位号
…信心修行の熱意に応じて決められます

この法号は単純にいえば「仏教徒の証」です。

現代では一般的な戒名というと通夜並びに葬儀の実施にあたり
菩提寺の住職が授与するものとしての認識が多いと思います。
その場合は住職がその檀信徒の
・平素における信仰生活の精進ぶり
・貢献度

・菩提寺における外護丹精の度合い
・性格や趣味
などの広い範囲にわたる人格的な部分も考慮した上で
法華経やご遺文に照らし合わせて「法号」をつけてもらいます。

一方で、生前に法号をいただくこともあります。
仏教教団に入信した人はお釈迦さまのお弟子になるということですから
その弟子の証として法号を授与されるという観点でいえば
本来はこちらの方が望ましいことです。

さらに、生前に法号を授かることで仏教徒としての意識が高まり
お釈迦さま・日蓮聖人のお弟子として寺院のみならず
広く社会で役に立っていかなければならない、という使命感に繋がることでしょう。

生前法号は経文や教義に照らして住職と相談しながらふさわしい文字を選び
ある程度自分の希望に沿った法号に仕上げることができるという魅力があります。
自分の希望する文字を入れることもできますが、
法号には用いることのできない文字もありますので住職とよく相談する必要があります。

もちろん生前に法号をいただくためには仏教儀式が必要になります。
また、生前に法号を授かった場合は葬儀の際のトラブルを避けるために
必ず家族へ伝えておくことも重要です。

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