日蓮宗の数珠について

日蓮宗 妙性寺

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日蓮宗の数珠について

妙性寺ブログ

2018/06/27 日蓮宗の数珠について

幸せや健康を願う時、神社や寺院に参拝する方は多くいらっしゃるでしょう。寺院に参拝する場合、数珠が必要になってきます。数珠は煩悩を取り除き、功徳を得るための大切な法具の1つです。ただ、一口に数珠と言っても、宗派によって作りや持ち方が異なるため、宗派ごとの数珠や持ち方を覚えておくと安心です。ここでは、日蓮宗の数珠について説明します。

 

日蓮宗の数珠の種類

 

鎌倉時代の中期、日蓮によって興された日蓮宗の数珠は2種類あります。ひとつは僧侶が使う装束数珠、もうひとつは一般用の勤行数珠です。

 

親珠と呼ばれる大きな球が2個、四天珠という小さな球が4個、普通の球が108個、合計114個の球が使われています。房の組み方と大きさに特徴

があり、一方の親球には2つ、もう一方には3つの房がついています。球の材料は黒壇や菩提樹、真珠、水晶など多種多様にありますが、自然木で作られているものが使いやすいでしょう。

 

数珠の持ち方

 

法事などで合掌をする時やお経本を持つ時など、数珠の持ち方がよく分からないという方も少なくありません。

 

日蓮宗では、両手中指の第一関節に親球をかけ、真ん中で輪を交差させて持ちます。この時、房が2つの表側を右手の中指に、房が3つの裏側を左手にかけるのが正しい持ち方です。数珠を擦り合わせて音を出す、首にかけるといったことはしません。

 

姿勢は背筋を真っ直ぐ伸ばし、仏様に敬意を払ってお祈りします。

 

数珠の保管方法

 

日常的に使用することも多い数珠は、丁寧に扱うことで永く使えます。大切な仏具ですので、そのままの状態で直接床に置いたり、引き出しに入れたりといったことは避けてください。汚れがつかないよう、専用の数珠袋や購入時の桐箱などに入れて保管しましょう。

 

熊本県玉名市の寺院で通夜、葬儀、法事などをお考えでしたら、妙性寺にご相談ください。仏事にかかる経費など、何でも相談に応じております。境内墓地と納骨堂もございますので、お墓の管理などでお困りの際も、お気軽にお問い合わせください。

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